先日、デンマークの映画「偽りなき者」をDVD鑑賞しました。「嘘」にまつわるお話。

 

私は年齢を重ねるごとに、どんどん素直になってきたように思います。小さい頃は内弁慶で、特に家族の前ではひねくれ者、やましい事は隠し、嘘もついていました。

 

小学校低学年の頃。
友達と雪合戦をしていたら、男の子が投げた雪玉が私の鼻にあたり、鼻血がでました。もちろんその子はわざと顔を狙ったわけじゃありません。たまたま当たってしまったんです。家に帰り、顔にできた傷について親に聞かれた私は「転んだ」と嘘をつきました。男の子をかばったんじゃなく、私は親に、自分がイジメられてるんじゃないかと勘違いされるのが嫌だっただけなんです。

 

その数日後、その男の子はお母さんと一緒に私の家に謝りに来ました。ばれてしまった私の嘘。それから家族の間でどんな会話があったのかは全く覚えていません。ただ、「あぁ、〇〇(男の子の名字)は、素直にお母さんに話したんだ」とぼんやり考えた事は記憶しています。

 

いまだに母親に謝れないでいること、いくつかあるなぁ。このブログは、胸に溜まったごめんねとありがとうを吐き出したいだけなのかもしれない。