食卓

私はよくお弁当に卵焼きを入れます。
味付けは、砂糖・塩・牛乳が定番。時々、枝豆や余ったきんぴらごぼうを刻んで入れたりします。甘い卵焼きを食べた時、この一口の中に、砂糖の小さな一粒一粒がまんべんなく散らばってるんだよなぁ、健気だなぁ、と思った事があります(なんだこいつって感じですかね・・・)これからもっと映画を観たら、私の身体はどこからかじっても映画の味がするだろうか。

 

是枝監督作「ワンダフルライフ」は、生前の思い出の中で、最も大切な思い出を1つ選ぶとしたら・・と問いかけてきます。数年前にそれを考え、思い至ったのは、幼い頃、両親と兄と私で手巻き寿司をした夕食風景でした。兄と私が交互に扇いで冷ました酢飯や、色とりどりの具材が所狭しと並んだ食卓。賑やかで、みんな思い思いの具を選んで巻いて楽しかった。手巻き寿司って私の中では家族団らんの象徴なんですよね。私の選ぶ思い出が別のものに更新される日は来るのかな。皆さんの忘れられない食卓、もう一度食べたい味ってどんなものなんでしょうか。話してみたいな。

 

食卓が出てくる映画でいうと、「淵に立つ」「友達のパパが好き」「トウキョウソナタ」「家族ゲーム」がパッと思い浮かびます。がどさんのブログ「静かなる備忘」では、「孤食(飲)のシーンが好きなのかもしれない」といくつかの作品を挙げていて、目の付け所が面白いなぁと思いました。食とセットだと鮮明に思い出せるのが不思議です。

 

あ!以前職場の人と「ジュピター」の試写会に行った時、「映画に出てきた食べ物を夜ご飯に食べよう!」と盛り上がったんですけど、劇中にほとんどご飯のシーンは無く、全然関係ない中華を食べたの思い出した。これ、デートでやったら中々盛り上がるんじゃ!!モテー!!