フリスク

先週金曜日、葬儀場ではあまりよく眠れませんでした。いつも煮込んでクタクタになったようなタオルケットにくるまれて寝てるからかな。フカフカな布団一枚じゃ落ち着きませんでした。母はそれなりに眠れたようでホッとしました。寝起きの母は、いつもより小さく見えました。

 

葬儀場から火葬場までは、前日の大雪のせいでかなりの悪路でした。私はワゴン車の最後列で、母と運転手さんの会話が聞き取りにくかったので、これはチャンス!とばかりに、そそくさとイヤホンを付け東京ポッド許可局を聞きました。ジェーンスーさんが登場した時の回。パンチョさんの真似をするプチ鹿島さんが面白くて笑いを堪えるのに必死でした。そんな私の横には祖母の棺。何かすみません(仮)←すきやばし太郎さんのブログタイトル。僕モテイベントで会えてめちゃ嬉しかった。

 

祖母の骨を骨壷に納め、葬儀場に戻りました。お坊さんが来るのを待っている間、母がフリスクをそっと食べたのを目撃しました。喪服姿の母とフリスク。合わなさ山のごとし。

 

全てが滞りなく終了し、びっくりするくらいの大雪の中、兄の車で送ってもらいました。母は先に降り、兄と2人きり。「今の部屋の保証人になってくれてありがとね」って言葉が喉元まで出かかったのですが、結局言えませんでした。

 

家に帰り、父の写真を見て「おばあちゃんと話せてる?」って考えた時、少し涙が出ました。ご飯を食べ、Mステを眺めながら、身体が溶けてソファーと溶接された感じになったので、小田和正さんの歌番組を見るのを諦めて寝ました。翌日のお昼12時まで寝て、ご飯を食べて、また18時まで寝ました。どうやら疲れていたらしい。私の長所は、寝て休日が潰れても損をしたと思わない所です。寝たい時は心ゆくまで寝るんです。睡眠超大事。たっぷり寝てスッキリしたので、レイトショーでドントブリーズを観ました。いいクリスマスイブ。

 

おわり