2017.2.4 後半

「マグニフィセント・セブン」「ヒトラーの忘れもの」結末まで触れます。観てない方はおやすみ。

 

「マグニフィセント・セブン」面白かった!どんどん仲間が増えていくのいいねー。馬に乗ってみたくなった。私は七人の侍の内容をほとんど忘れていたから、特に比べて観ることは無かった。十三人の刺客はよぎったけど。

 

デンゼルワシントンは全身黒ずくめで渋かった。体つきがしっかりとしていてボスっぽかった。ボスでも控えめなボスだったね。

 

クリスプラットの陽気さ、好きだったなー。私は先頭きってふざける人ほど繊細な印象を持っている。うちの父がそうだったから。空気を読むのに長けていて敏感。イーサンホークに見本見せろと銃を渡すのは彼の賭けを含む心遣いだよね。今撃てる準備しておかないと本番ですぐ死んじゃう。素人の前だし、撃てなかったり外したら恥をかかせるかもしれないけど、お前ならいけるって信じたんだと思った。


イビョンホンはクールで素敵だった。イーサンホークといいコンビだったなぁ。ナイスな男イチャイチャ。イーサンホークはほんとに存在感ある人だね。6才のボクとかビフォアシリーズにずっと関わり続けてたってだけで男気を感じている。

 

クマさんことヴィンセントドノフリオの登場シーン、最高!のっしのっし。勝手に尾行してくるのも可愛い。人の為に死にたいって感覚、わかる。イーサンホークが戻ってきた瞬間にちょいとウルっときて、あのすごい銃が発射された時に涙が出てきた。あぁ、これ戦争だよなぁと思って辛くなった。個人の意思で参加するかしないかを決めれる所が戦争とは違うけど、あの生き残った人達は、この戦いに参加しなかった人達をまた受け入れてくれるんだろうか。

 

あとツイッターでも書いたけど、あのヒロイン、クリスプラットの意見スルーしたよね!そこはズボン履いて欲しかった。主人のやつなの、とか言って。でもあのヒロインは勇ましくて良かった。人の命が軽くてあんなに死んでるのに、娯楽作品のルックを損なわないバランスが凄い。他と比べてやや控えめな二人が生き残る結末も絶妙だった。

 

ヒトラーの忘れもの」は・・・辛かった。邦題、「ナチスの大罪」でもいいくらい。あんな風に命を落としていく若者がいたの知らなかった。終戦って言葉は名ばかりだ。故郷に戻っても苦しみは消えないのだろうと思うと、いたたまれない気持ちになる。軍曹と心を通わせるシーンと休日のシーンが救いだった。過去を風化させず、繰り返さない為にも、こういう映画が作られるのはとても意義深い。辛くても観て肌に染み付かせようと思う。あれを埋めた人達はうっかり踏んで死ぬことは無かったんだろうか。

 

明日もお休み。わーい。