2017.2.25(セントオブウーマンを観返した訳)

9時半に起床。残り物のお味噌汁にご飯と溶き卵でおじや。

 

今日のDVD1本目は、マーティン・ブレスト監督「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」
盲目の元軍人フランク役にアル・パチーノ。彼を数日間お世話する高校生チャーリー役にクリス・オドネル。これ名作です。157分の作品なんどけど、アル・パチーノの演技に惹きつけられて長さを感じない。2人が距離を縮めていく流れが自然だった。ある女性とアル・パチーノのダンスシーンは何故かわからないけど涙がこぼれた。「君の心配事の重みで、車のスピードが落ちてる」など言葉選びがオシャレ。

 

この作品を観返したのはわけがあってね。以前、担当の美容師さんとこの作品の話になった。その美容院にはDVDが並んでいて、よく借りていたのね。

 

物語の中盤、アル・パチーノはお世話役の高校生を車に残して、高級コールガールが待つホテルに向かう。アル・パチーノはポーーーっとした表情で戻ってきて、「美しい女だった」と一言。このシーンについて美容師さんは、「もう男性として機能しなくてうまく出来なかったけど、高校生の前だから楽しんだ振りをしたんだと思う」と言っていた。私はそんな風に思いもしなかったから、面白い視点だなぁと思ったのね。そこの描写は無いから正解かはわからないんだけど、今回観直してみたら、その翌日からアル・パチーノはふさぎ込むというか調子を崩していて、もしかすると前夜のその出来事が引き金になった可能性もある。私が仲良くしている50代の男性も、下ネタの話題になった時、「もう役に立たないかもしれないしなー」とふざけて言ってたことがあった。肌と肌を重ねて、温かさを分かち合うだけで得られるものは大きいと思うから、そこにこだわりすぎなくてもいいと思ってしまうのは私が女性だからなのかな。私が思っているよりもずっと、男性のそういった部分の感情は重いものなのかもしれない。

 

なんか長くなっちゃったね。
さっきイチゴジャムトースト食べた。
これからまた1本観てレイトに行く予定。