最近のこと

先週、母の引越しが終わり、今日は今まで住んでいた部屋の引き渡しに立ち会いました。

 

今日までの数週間、きつい日が沢山ありました。母の全体重で押し潰れそうになっても、なんとか小さな楽しみを見つけ、出来るだけ習慣を崩さないように生活しました。友達と飲んでスッキリしたり、ワイルドスピードMEGA MAXの過剰さに笑って、憂鬱な気分が吹き飛んだ日もありました。

 

引越しの日、母は掃除のために外した腕時計を失くしてしまいました。2人で探しても見つからず、電池が止まって使っていなかった腕時計を直して使うということで落ち着いたのですが、昨日、母から見つかったと連絡がありました。先程会った母に「見つかって良かったねー」と言うと、母は「これ、ゆみちゃんがボーナス出た時になんか買いなーってお金くれたので買ったの」と腕時計を見せてくれました。私はお金を渡したことも、母が時計を買ったことも覚えていませんでした。母が一生懸命探していた理由がわかって、別れてから少し涙ぐみました。なんていうのかな。自分のいない場所でも自分は生きていたんだ、と感じました。「モノより思い出」ではあるけれど、「モノ」から「思い出」は作れて、モノも思い出も残るんですね。

 

母は私に頼れても、私は誰を頼りにすればいいのって思った日もありました。それでもギリギリの所で頑張れたのは、母も頑張っているのがわかっていたから。辛い時もあっただろうに、真夜中と仕事をしている時間は1人で耐えてくれた。父の命日でもある日、8年ぶりに、母は家族みんなで住んでいた実家に戻りました。

 

解放感に満ち溢れている私は読書欲も復活して、横尾忠則さんの「死なないつもり」と村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を立て続けに読みました。両方オススメ。

 

今日は軽快なサスペンスアクション「フレンチ・ラン」を観て、一度帰宅して、明日お友達にあげる用のシフォンケーキを焼きました。シフォンケーキは成功続きであります。肝はオーブンの温度。まだプレーンしか作ってないから、次はレモンかチョコのシフォンケーキ作るんだー。楽しみ!これからご飯食べて、「ラビング 愛という名前のふたり」を観てきます。なんのお礼かわかんないけど、いつもみんなありがとねー。