母の楽しみ

何日か前、仕事終わりに母に電話を掛けた。天気の話や、一緒に観た万引き家族の話をした。母は、日曜日はククレカレーの日にしてるの、と嬉しそうに言った。ククレカレーは母のお気に入りのレトルトカレー。日曜がやってくるのが楽しみなようで、その日は冷凍ご飯を二個チンすると言っていた。カレーはご飯進むから一個じゃ足りないよねぇ、と私は言った。

 

電話を切ってから涙が溢れ出てきて、それはなかなか止まらなかった。こうして思い出している最中も目が潤む。食欲あるのが嬉しいのか、楽しみを見つけて慎ましく生活しているのが愛おしいのか、1人で食事している姿を思って感じ入るものがあるのか、理由が自分でもわからない。答えを見つける必要もないと思っている。

 

家族の話ってなんか重いね。そういうのを書きたくてブログ始めたんだけど。これはリハビリみたいなものなんかな。読んでくれてる人には重い塊を放り投げてる気分だよ。いつもありがとうね。