ありがとう、ユミ・ファーザー

「ありがとう、トニ・エルドマン」に触発されて思い出話を書くだけで、映画の内容には一切触れません。

 

「父」と「自分の仕事」で思い出した話。

私は初めて勤めた会社を3年半程で退社しました。仕事の最終日、諸々の荷物の他に、予想外にも、仕事でお世話になっていた別の支所から大きな花束(鉢植だった気も)が送られてきて、全部を一人で持って帰るのが厳しい状況となりました。その日は送別会もあることから、無理を承知で自営業の父親に車で職場まで荷物を取りに来てもらうようにお願いしました。今思うとタクシーでもなんでも使えばいいじゃん、って感じなんですけどね、甘えていたんですねぇ。

父に荷物を渡し、無事退社したわけなんですが、いつだったか父が荷物に入っていた私のノートを見たと言ってきたんですよね。そのノートというのは、勤め始めた頃に先輩から教えてもらったことを走り書きしていたノートなんですけど、慌てて書いた字がミミズのような字でほぼ解読不能だったので、仕事から帰った後に、同じノートの後ろのページに復習がてらポイントをまとめて書いていったんですよね。そのノートを見た父は私に、「これ見て涙出た」って言ってきたんです。それに自分がどういうリアクションを取ったかは覚えていませんが、そう言ってくれた事だけは覚えています。そのノートから、父は自分の娘が悪戦苦闘している姿を感じ取ったのでしょうかね。ちょっと恥ずかしい気もしますが。

 

仕事の面で父が言ったことで思い出したことがもう一つあるので、それはまた別の機会に書こうと思います。

 

※最初「これ見て泣いた」と書いたんですけど、何か引っかかるものがあって記憶を手繰り寄せた所、「これ見て涙出た」が正解でした。

 

ヒックとパンダ

ヒックとドラゴン、カンフーパンダ、不機嫌な過去、の内容に触れてます!

 

 

さて金曜日。仕事の帰り道、日清のもちっと生パスタのボロネーゼとポップコーンと炭酸水を買って帰った。冷凍食品の生パスタ、美味しいよ。小洒落たお店で、小さい麦わら帽子をひっくり返したようなお皿にちょこんと盛られてたら、やっぱり高いパスタは美味しいね、とか言っちゃうレベル。GACKTは見破るだろうけど。

 

今日は「ヒックとドラゴン」と「カンフーパンダ」をNetflixで観た。

ヒックとドラゴン」はトゥースがめんこかったねー。比べるとほかのドラゴンのアクが強い!受け口のドラゴン多。岩崎宏美の真似をするコロッケか。

トゥースの翼をヒックが手作りして付けるシーンが良かった。傷ついた大人をちびっこが見つけて、親に内緒で小屋で世話をしてあげるみたいな映画を思い出した。タイトルは全然出てこないけど。隠れてパンを差し入れしたり。どの年齢でも、人は何かをお世話したり、手助けしたいって思う生き物なのかな。空を飛んでいるシーンの爽快感もいいし、最初に誰が対立構造を生んだのかはわからないけど、それを取っ払ってドラゴンと平和に共存していく流れが良かった。あと、アスティ(女の子)が「これは〇〇の分」ってパンチするシーンって、孫悟空を思い出すか、桜木花道を思い出すかで分かれそう。

 

そして、正直ヒックとドラゴンより面白かったのは「カンフーパンダ」ですよ。良かったわぁ。修行シーン、胸熱!アクション、キレッキレ。老師様、その年の上司にしたいランキングに入ってもよかったんじゃないか?迷いながら、尊敬する人から教えを請いながら、育てたい相手を信じ抜く。そして、自分の行為に責任を持って落とし前をつける。素敵!手触り良さそうな毛質だったから撫でたい。ちっこいぬいぐるみ売ってたら買っちゃう。

パンダのポーはさ、え、90分ちょっとの映画でこのプヨプヨポーさん、ほんとに成長できるの?っていぶかしい気持ちで観てた。まぁ普通に考えたら成長しなかったら映画にはならないだろうから、そこはしっかり鍛えられていくんだけど。観ながら、「不機嫌な過去」の「あなたが見ている未来は過去」みたいなセリフを思い出した。人が思い描く未来って、過去に経験したり、本で読んだり、映画で観たり、どこかで見知ったバリエーション。明確な前例がないと、不安になるし、成し遂げられないって思うのが自然な流れ。思いもよらない状況に置かれたポーさんを、後ろ向きな目線で見ていたのは過去に囚われた自分。誰にだって、今まで知らなかった種類の未来がやってくるかもしれないだよね。前人未到な未来がやってこないなんてどうして言えよう。

やるって決めて進んでいくポーさんは格好良かった。目的を達成する為に頑張っていたけど、気が付けば、それを超えた所にポーさんは到達していた。

 

声優が誰か調べずに観たから、エンドロールでめちゃびっくりした。豪華ー!!

365日のシンプルじゃないライフ

今週は扇風機いらず。薄着で柔らかいタオルケットにくるまって映画を観ている。

 

母と電話すると、まず天気の話。過ごしやすかったねー、とか、外の温度計〇〇度だったよー、とか。明日は知り合いのおじちゃんおばちゃんと夜ご飯を食べるようで、じゃあ明日は電話しないね、と伝えた。そういう日ってあまり無いから、母はソワソワしつつも待ち遠しそうだった。おじちゃんおばちゃんといっても、80代と70代の方々らしく、母が一番若手。「60代なんてまだ若いよ!」とかなんとか言われて楽しんできてほしい。

 

新潮文庫江戸川乱歩傑作選を読み終わった。9話の短編。「心理試験」「人間椅子」「赤い部屋」が好きだったなー。特に心理試験に出てくる斎藤君がお気に入り。迂闊なかわいい人。「芋虫」はどうしたって寺島しのぶさんの顔が浮かんだ。

 

Netflixでの映画鑑賞は絶好調です。ヒャッホーって感じです。一昨日かな、「365日のシンプルライフ」っていうドキュメントを観たんだけど、それはフィンランドの20代の男性が自分の持ち物すべてを倉庫に移して、1日1アイテムだけを倉庫から部屋に移動させてオッケーっていう決まりのもと、365日を過ごすっていう話でね。持ち物すべてって、服も家電も全部だよ。だから最初素っ裸なの。これだけ聞くとすっごい面白そうでしょ?実際そうでもなかったよ、って言ったらズコーってなる?ふふふ。

365個、彼は何を部屋に運んだのか気になるしょ?自分だったら何が必要かなって考えたくなるよ。部屋を見渡すとさ、私、自分の本棚、全然見向きもしてないんだよね。本の量は少ないんだけど、そこにあるだけで安心しちゃって、そこから何冊か消えても気が付かないかもしれない。全部読み直したいって気持ちもあるんだけど、つい新鮮なものに惹かれてしまう。大川編集長は以前、「本棚は人体」って言ってた。循環、血の巡り、新しい風。変化させるとしたら本棚とキッチン周りだな。「ザ・コンサルタント」のベンアフレックの引き出しみたく、必要なものを必要なだけっていう生活も憧れるけど、中々出来ない。こんなに箸いる?お皿いる?ビニール袋いる?わかっちゃいるけどやめられない。

三連休最後の日

先週はフローリングでぺたっと寝ていた愛犬も、今はクッションの上でスヤスヤ。過ごしやすくなったね。

 

3連休最後の日は一度も外に出なかった。

アダム・マッケイ監督作「俺たちステップ・ブラザーズ義兄弟」→江戸川乱歩作「D坂の殺人事件」→R・J・カトラー監督作「ファッションが教えてくれること」→江戸川乱歩作「心理試験」→デヴィッド・フィンチャー監督作「ソーシャル・ネットワーク」と映画で江戸川乱歩をサンド。ファミマの照り焼きチキンと卵のサンド美味しい。

 

江戸川乱歩の作品を読んでいると、少し前に読んだ越智啓太さん(犯罪心理学者)の著作「つくられる偽りの記憶 あなたの思い出は本物か?」が何度か頭をよぎった。江戸川乱歩作品を読んだのは今回が初。難しそうな印象を持っていたんだけど、とても読みやすい。オチまで辿り着くのが惜しくて、途中で閉じて休憩してる。本はあべちゃんに傑作選をセレクトしてもらった。29日にはアキラシアターにて「恐怖奇形人形」を鑑賞できるんだぜ!

 

18時過ぎに元夫が愛犬を戻しにうちに来た。元夫のご両親からのお土産で炊き込みご飯とスイカを頂いた。結婚当時はタッパーでもらっていた手作りご飯。離婚後は使い捨てのパックに入れてくれている。ご飯、一気に全部食べた。手作り嬉しい。

 

母と電話。クローズZERO2を再度観たようで、「2は綾野剛がクールで格好いいよね」、母「そうなのー。日傘さしてた」、「日傘??!!」って会話をした。日傘て。あとは、黒木メイサは必要なのか問題、今活躍している俳優さん山ほど出てるよね、などなど。私も母もクローズZERO好きなのよね。山田孝之をキャスティングした人をめっちゃ褒めたいって当時思ってたなー。喧嘩のシーンで一斉に駆け出すシーンが格好いい。小栗旬の短ラン姿も。やべきょうすけさんは可愛いし(なぜか彼だけさん付けになった)。久々にまた観たいな。

初パソコンから更新

初めてパソコンから更新します。

ひょー!早い早い!ブラインドタッチは自信あるんだ!

 

先日、完全に勢いでパソコンを購入して、家にwi-fi環境も整備。引き出しの奥に眠っていたiPhone4を優しく起こして、iPod touchとして活躍してもらうことにした。しばらく顔を見ないうちにiPhone4太った気がする。やたら重い。でも4からしたら、「ここ最近スリムな6を抱いてたあなたからしたらそうでしょうよ」と嫌みの一つでも言いたくなるだろうね。すまん。

 

今日はNetflixで「南極料理人」「宇宙人ポール」を再鑑賞、あべちゃんとランチ&お茶&本屋さんウロウロ、漫画「スローモーションをもう一度」、江戸川乱歩作「二銭銅貨」「二廃人」を読んだ。文化的休日。Netflixで観たい作品をマイリストにどんどん入れていく作業も楽しかった。こんな便利なもの、あって大丈夫なの?って思うよ。太っ腹すぎやしないかと。ありがたいけど。

 

あと、色んなこと教えてくれる友達がいて本当にありがたい。ピンポンのオババじゃないけど、「愛してっからよ」って思うよ。自分ひとりだけだとね、世界はそんなに広がらない。ありがとう。

肉の行方

裸足の季節になった。

 

朝職場に着くと、まずパソコンを立ち上げる。パスワード、職場だと指が自然に動くけど、家だと全く思い出せない。ブラインドを上げ、窓を開け、網戸を閉める。汗拭きシートで首筋と胸元と脇を拭く。ポットに水を注いでいる間に立ったままヨーグルトを食べる。これが私の朝食。

 

今日の仕事帰り、職場で戴いた大福を母の元に届けた。部屋には、レンタルDVDや図書館で借りた本があった。お蕎麦を茹でてくれて、一緒に食べた。万能ネギと油揚げ、冷凍しておくと便利だね、と言っていた。お味噌汁を最近よく作っているらしい。親戚から送られてきたという変な服を私に見せてくれ、何枚か着てみた。緊張感の無い、油断しすぎなボディラインに鏡の前で呆れた。美意識が足りない。海底にいるのにシャワーを浴びたいと言ったしずかちゃんを見習いたい。食費を安く済まそうとすると太る。痩せたい時ほど食べたい。肉は胸に付かずお腹につく。

 

母はよく笑うようになった。過去20年を遡ってみても、こんなに調子のいい季節は無かったかもしれない。DVD観れているうちは大丈夫、出掛けれているうちは大丈夫、ご飯食べれているうちは大丈夫、寝れているうちは大丈夫。そう胸の中で唱えて、自分を落ち着かせていた。

母と愛犬がいなくなったら消えてしまいたくなるかもと考える時、両親にも兄弟にも夫にも先立たれた母の姿がきまって頭をよぎる。なんだかんだでタフなんだ。母も私も。

 

今日も静かな夜。

 

ある一面

短大を卒業し、あるメーカーで営業事務として働いた。働き始めて数ヶ月した時、先輩が結婚すると知った。一年近く先の日付で式場を押さえたと聞いた時、「一年後にもその人のこと好きって思えてる事が凄いよなぁ」とぼんやり考えた。これを読んで、なんだこいつと思う人もいるでしょう。自分でも少しそう思う。

 

36歳の今。結婚をし、子供を産み、家を買っている友達が何人もいる。自分は過去に結婚していた時、家を買う事を拒否した。ずっと賃貸でいたかった。

 

考えてみると、自分は遠い未来に向けて何かを約束をする事に疲労感を覚える性格のようだ。本気で正社員枠を探さずに、派遣や契約社員でいるのも、期限が決まっている事に安堵感を覚えているからかもしれない。不安定さを嘆きつつも。

 

今日、こだまさん著「夫のちんぽが入らない」を読んで、そんな事を書きたくなった。ほんとはもっと書くべき内容があるような気もする。でも今はこれが書きたかった。