明日からスタート!覆面読書会2017秋

Twitterで私と繋がっている方はチラッと目にしたかもしれませんが、先日、「課題図書を決めて、みんなで感想文を書き、それを公開して誰がどの文を書いたか当てる読書会」を企画しました。急な思い付きにも関わらず、7名の方が参加してくれることになりました。

 

第一回目の課題作は、ポール・オースター著「ムーン・パレス」です。ポール・オースターといえば、私が大好きな映画「スモーク」の原作者でもあります。私は洋書に馴染みが無かったので、本作に決まった時は良い機会だなぁと思いました。自力じゃ手を伸ばせなかった作品に触れるってすごく大きな一歩。読んで、感じて、書いて、他の感想に触れて、推理を働かせて当てる。なにこれ、めちゃ楽しいやつじゃん!自分で企画しておいてあれですが、もうすでに楽しいです。

 

今回の投稿者は、

けんすさん(@acidman22)

あべちゃん(@eiga_nen)

ロンペさん(@ronpekun)

みかんくん(@mikan_p)

アミさん(@AmiTokiwa)

DDDさん(@writelefthand)

マツさん(@yoppii2010)

ゆみ(@cocchisunday)の8名。

 

明日10月2日(月)から、この場「ゆみ史」にて、1日2本の感想文を公開致します。木曜日に8本の公開が完了しますので、投稿した方も、していない方も、誰がどの文を書いたか、「ハッシュタグ覆面読書会」を添えて、Twitter上で呟いていただけたら嬉しいです。8人分全て当てた方がいたら北海道銘菓でも贈呈したいところですが、人数が多いような気がしないでもないので、「やったぁ!当てたぜ!」という喜びが賞品ということで納得していただけたらと思います。でも少人数だったらまじでなんかあげたい。全員分じゃなくても、「No.3は間違いなくゆみさんだろ」みたいな意見ももらえたら、とても嬉しいです。そうならないように、大人っぽい文章を心掛けました(あと数日でバレる嘘)。回答は10月9日(月)の夜に発表します。

 

では皆さん、明日から開幕です。どうぞ宜しくお願い致します。

初映画

一週間前の自分のブログが、遠い昔のおとぎ話に思えるくらい、関係性が変わった。付き合ってはいないし、一切の触れ合いもない。だけども、変わった。お互いの日常に、いきなり食い込んできたお互い。あっさり平常心でいられるようになった自分だけど、相手は捉えどころのない時間を過ごしている感じのような。それでも楽しんでくれている事は伝わってくる。あまりに順序正しい進み具合。お互いに好きなものがあり、自分の生活を確立している今、出会えて良かったと思う。母も元気に過ごしている。

 

2人で初めて観た映画は「スイス・アーミー・マン」。観ながらニヤニヤしていたらしい。私は何度も「フッ」と静かに笑ったり、ジーンとしたりしていた。車窓のシーン、素晴らしかった。その人はその日の夜、私が勧めた「ホーンズ」を観たそう。ラドクリフ君デー。映画はそんなに観ていないと言いながら、たまむすびの町山さんのコーナーが前から好きだと言っていた。

 

課題図書は読み終わったけど、まだ1行も書けていない。今日は読み直す代わりに、本に付随するある映画を観た。本も映画も大好きだ。

 

 

こんなもの

待ち合わせ場所まで、地下鉄ではなく1時間歩いた理由は、ソワソワしていたから。カウンターが好きな理由は、真正面だと照れるから。

 

そういう事は素直に言える。でも別れ際、「今度は(そちらから)誘って欲しい」と言えばいいのに、「〇〇さんは私を誘いますか?」と、よくわからない問いかけをしてしまった。ぎこちないにも程がある。誘いたくない場合、答えにくいだろうが。幸い、誘いますよ、とすぐに言ってくれたからよかったけど。

 

私は今、その人にうつつを抜かしている状況なのだろう。このご時世、小学生でももっと手練手管な子はいるだろう。36歳でも、バツイチでも、惚れたらこんなものなのです。いつだって若葉マーク。

愛犬へ報告

5人で飲んだ帰りの地下鉄。

男性・女性・その人・私・男性の並び。向かいの座席には誰も座っていないから、ガラスには5人が映っている。それを視界の端っこで捉えて、すぐに目をそらした。本当はガラスに映ったその人を見たかったのだけど、もし目が合ったらどういう顔をしていいかわからないから、一度もガラスを見れなかった。

 

次の日、映画と夜の予定の間の2時間、その人と会った。パターソンを観ながら、映画が終わって下に降りたらその人がいるんだと思ったら、手に汗が滲んだ。まだまだこんな気持ちになれるんだ。階段を降りながら、いい匂いのするハンドクリームを塗った。横を歩いていると顔を見なくていいし、こちらも見られなくて済むからちょうどいい。いい子な振りをすることもなく、いつも通りでいられた。また会いたいと思った。

 

どうなりたいのかは自分でもわからない。好かれたいのか、身体を重ねたいのか、付き合いたいのか。なんだか、どれも違うような気がする。愛犬に、好きな人が出来たよ、と報告をした。愛犬は今日もとびきり可愛い。

いい夜の歩み

母と夕食を共にした。レモンサワーを一口あげた。母は烏龍茶。母の最近お気に入りのアイスはヨーロピアンなんちゃらってやつで、時々一日二個食べてるそう。体重は人生でマックスなので痩せたいらしい。私はお気に入りの猫のホイップクリームちゃん(通称ホイちゃん)の画像を見せた。頼んだ料理の数がちょうどよかった。美味しく食べてくれた。

 

365日、今日みたいな天気だったらいいね。そんな事を話しながら、すすきのから大通まで歩いた。大通のツタヤを二人でウロウロしながら、おススメをメモしてと言われたので、愚行録・友達のパパが好き・淵に立つ・SING・キャロル・リリーのすべて・カルテットをメモ。私がワーワー言うから、改めてローマの休日を観たらしく、2人でオードリーを褒めまくる。母からはシェルブールの雨傘を勧められた。観よう。

 

おー!松尾さん(Aスタジオ見てる)

 

北洋ビッセのBoccaでミニソフトクリームを食べた。ワッフルコーンが好き。そこからは大通駅が近いけど、札幌駅まで歩いてみると母。札幌駅に着いたら、もう少し歩けそうとの事だったので、家の方まで歩いた。歩きながら、私の親友の話をした。

 

母と別れ、イヤホンをして、ダンサブルを聴く。大きい声で「オッオー!」と言いながら小刻みに体を揺らす。母はすすきのから家まで歩いたのだ。すごい。父もいて欲しい夜だった。私史上ベスト今更新中。

 

 

私信のようなもの

父の葬儀の次の次の日には、会社にいつも通り出勤しました。最も近い肉親が亡くなって一週間も経っていない状況でしたが、ありふれた日常に身を置く事を選びました。お通夜に来てくれた方々へお礼を言い、お悔やみの言葉を受け取り、私を見る周りの目に何かしらの感情が含まれている事を認識しながら、仕事をしました。一か月前に父の手作りのお菓子を職場の女性陣は食べていたという経緯もあり、このあまりに急な出来事に、戸惑っているのは自分だけじゃないんだと感じていました。荒っぽくて口が悪い男の先輩が、1行だけの慰めのメールをくれました。その人の背中を見つめ、お礼のメールを返しました。お通夜の日に自身の結婚式があった同僚が、お通夜に参列出来なかった事を詫びに来ました。かえって気まずい思いをさせて申し訳ないと思いました。

 

こういった対応をしながら、私は自分の目が潤んでくる事に気が付きました。職場で泣くなんて言語道断。ありえない。なんとか堪えました。そんな私の様子を感じ取った女性の先輩が、私の手からマウスを取り上げ、立ち上がったファイルを消し、パソコンをシャットダウンし、彼女に促されるまま、私は早退しました。私は、「やさしさ」について考える時、いつもこの女性の事を思い出すのです。きっと、無理しないで帰りなっていう言葉だけだと、大丈夫です、と答えて終わっていたはず。一歩踏み込んだ行動でしか伝わらない事もあると教わった出来事でした。ほんの一瞬の出来事が、生きる上での指針になったり、暗い影になったりするから、油断ならないなぁと思います。

 

しのちゃん、カラシニコフ不倫海峡読んで、書きたくなったのはこれだった。恋愛の話じゃなくて肩透かしかな。コロ助って出てきてしのちゃん思い出したよ。いや、読みながらずっとしのちゃんが脳の後ろあたりにいた。私に読んで欲しいと思ってくれてありがとう。私は好きになっちゃいけない人なんていないと思ってる。墓場まで持っていける話が多い人生は、誰かを大切に守ってる人生でもあると思うのです。

字余りのツイートのようなもの

今日の飲み会で隣になった人が話しやすくて、同い年って事がわかって余計親近感が湧いたんですけど、他の方が、「(こいつ独身だけど)どう?」って感じで、私に聞いてきたんですよね。私はその人に好印象を持っていたのに、咄嗟に、「いや、私バツイチなんで申し訳ないです」みたいな感じで答えてしまいました。なんとなくね、それが自分でちょっとショックというか、何が悲しいって、結構それが現時点での本音だったりするからなんです。まっさらな人には自分はふさわしくないと思ってしまう。いかんなー。この考えは変えた方がいい。何をもってまっさらなのか、そんな基準なんてない。また話したいと思うなら、行動すればいい。