スーパーにて

平日の、取り立てて予定のない日は、仕事帰りに同じスーパーに寄っている。店内を舐め回すように、いや、ぼへらーっと見つめ、夕飯の献立を決める。

先日の話。身の厚い天然ぶりが2切れ300円のパックに、半額シールが貼っていた。「おぉ、いいね。今夜はぶりの照り焼きだな!」と手に取った。そして10歩ほど歩いた時、店員さんが声を掛けてきた。イヤホンを外すと、「そちらのぶり、今から100円になります」との事。なんと!安さよりも、わざわざ追いかけてまでそれを伝えてくれた事に感動。私が店員だったら、「安くする前に1つ売れてラッキー・・(ニヤリ)」って思ったと思うんだ。

 

追いかけてきてくれたのは若い男性の店員さん。値引きシールを準備してる年配の店員さんに、「優しい!」と言ったら、「そうなんです!うちは優しいんです!」と言うからウハハっと笑った。さらに、「この人がいる時はアラ買った方がいいよ!身が沢山付いてるから!」と若い店員さんをいじりだし、ちょっと勘弁してくださいよーみたいな感じの盛り上がりがあった。思いがけない交流に、なんだか朗らかな心地。あの人達が選んで並べている魚をこれからもっと食べていこうと思った。

 

今日の早口言葉

ブリーフ履いたブリッコの焼くブリ、久しぶり