湯(感想というより私の話だけど、観てから読んでね)

「湯を沸かすほどの熱い愛」を先ほど観て帰ってきたとこです。
また自分語りをします。
出来れば観てから読んで欲しいです。

 

数年前に父を亡くしてから、身体があまり強くない母との距離はとても縮まりました。縮まれば縮まるほど、母を失うのが怖くなりました。大げさでも冗談でもなく、母と愛犬がいなくなったら自分も死にたいと思っていた時もありました。いや、過去形じゃなく、今でもそうよぎる時もあります。でもこの映画を観て、私は本当に自分のことしか考えていなかったと気付かされました。

 

その時が来たら、母はきっと私と別れることが寂しいだろうし、きっと心配もすると思います。そして何よりも、「なんかパパふらっと帰ってくる気がするんだよね」と、急死した父のことを未だにこう話す母は、父と近い場所に行くんですよね。

 

会えないこと、思い出が増えないことが辛くて、もう見守ってなくていいよ、と思った時もありました。死んだら終わり、もう生まれ変わってるさ、って考えていました。でももし、どこかで待っててくれるなら、母ともう一度会ってよって思いました。パパも辛かっただろうけど、ママもほんとに辛かったんだよって言いたい。

 

私はしょっちゅう自分の気持ちが変わるから、自分のことをあんまり信じていなくて、気持ちを形に残すことが怖いと思っていました。でも、変わったら変わった事をまた書いていけばいいんですよね。どんどん加筆していけばいいんだ。そうする。「湯を沸かすほどの熱い愛」の感想もここに加筆していきます。

 

ありがたいなぁ、こんな気持ちにさせてもらえて。