アキラシアター(後編)

2本目が観終わって、5人目の参加者あみさんがビール持参で到着。あみさんはP.O.Pの大ファンでライブにも何度も足を運んでいて、SRについても詳しい!あみさんの為にも、カラオケにP.O.Pの曲が沢山ラインナップされますように!

 

そして3本目は、湯浅政明監督のアニメ「マインド・ゲーム

これも凄かった!正直、ストーリーはわかっていない所が沢山ある。1度の鑑賞で全容を理解するのは難しかった。それでも、作品としての力強さはビンビンに感じました。「なんかよくわからないけど凄いぞ」って事しか言えない私でありますがすいません。監督が頭に描いた世界を、他のスタッフとどのように共有してこの作品が出来上がったのかとても気になったなぁ。今度観る時は、スローモーションにしたり一時停止しながら、じっくり味わいたい。

 

ここで6人目の参加者、ヨロズさんがビール持参で到着。ヨロズさんは結構な遠方に住んでいるのに、札幌での集まりにマメに出席してくれる貴重な方。ヨロズさんが買ってきてくれたホタテのスナック菓子、芳ばしくて美味しかったー。

 

そして4本目は、名古屋にあるミニシアター・シネマスコーレの坪井副支配人を追ったドキュメンタリー番組「シネマ狂想曲 名古屋映画館革命」

これが見れたのは無人島キネマのウシダさんのご厚意によるもの。こちらでは放送が無かったので、とてもありがたかった。私は一足早く見ていたから、自分にとってツボなシーンでみんなが笑っているのが妙に嬉しかったです。「ね!ね!このシーンいいよね!次のあそこも面白いんだよ!!」って内心思ってました。途中でご飯が炊けました。坪井さんの映画に対する熱、伝える力、周りを楽しませる企画力と実行力に、ただただジーンとするばかり。私自身、何かを伝えようと思っても、言葉が出てこないとすぐ諦めてしまうし、まぁ自分が好きって思ってるだけでいいかって自己完結しがち。少し踏み出せば、自分の一部を知ってもらえるし、誰かの何かに繋がるかもしれないんだけどね。坪井さんを見てると、私ももっと伝えたい、もっと色んな人の熱い話が聞きたいって思いましたよ。

 

ここでお待ちかねの夕食タイム。あべちゃん特製カレーと、あみさん特製サラダ。ザッツ幸せ。美味しくて美味しくて、あっという間に完食しちゃった。カレーはミキサーで砕いたセロリを入れる凝りよう!すごー!サラダはエビやアボカドが入ってて感動しちゃった。ありがとう。洗い物しようとしたらあきら君が「僕、洗い物得意なんでやりますよ」って言ってくれてねぇ。あっさり任せちゃったよ。ありがとう。みんなありがとう。締めのスイカバー&メロンバーも美味しかったね。

 

ここからはまったりと「SRサイタマノラッパーマイクの細道」8~11話を鑑賞。ライブシーンはやっぱりぐっと込み上げてくるものがあったなぁ。「右往左往で大渋滞」って箇所の気持ちよさよ。チッタでのライブにはアキラもあみさんも現場に行っていたから、客席にいる自分を指してもらったんだけど、あみさんばっちり映ってた!また見直す楽しみが出来た。帰り時刻まで、P.O.Pとか色んなアーティストのMVを流しながら雑談。23時半に家を出たんだけど、先頭きって歩いていた私は曲がる場所を間違えてしまって申し訳なかった。遠回りごめんよ。

 

帰ってからも映画の濃さと楽しさに酔いしれて何も手につかず。疲労はありながらもギンギンに冴えてしまって、全然眠気が襲ってこなかったので、あべちゃんから借りた「みうらじゅん宮藤官九郎の世界全体会議」を読み始めたらこれまた面白くて4時頃まで読んじゃった。なかでも、私が以前からずっと思っていた願望についてクドカンが話している章があって更に眼が冴えた。これについてはまたの機会に書きます。いい1日をありがとう。つくづく平和。

アキラシアター(前編)

ブレインデッド江戸川乱歩全集恐怖奇形人間の内容に触れます。

 

カップリングパーティの話は一旦お休みをし、今回は昨日行われたアキラシアターについて書きます。

 

アキラシアターとは、札幌僕モテ友達のアキラのおうちに集まってみんなで映画を観る会。プロジェクター&ロールスクリーン&スピーカーを活用して、大画面且ついい音で映画を楽しめる素晴らしいイベントなのです。今回は、「SRサイタマノラッパーマイクの細道」の後半を見る以外は全てアキラセレクトの作品群。完全おまかせで全乗っかり。結果、最高!

 

11時。アキラカーにてあべちゃんと3人で買い出し。お酒&お菓子&カレーにトッピングするカツを購入。腹ごしらえをしながら、「ザ・マミー」や「明智小五郎役は今だったらどの俳優が似合うか」などなどトーク。沢山挙がったのに綾野剛東出昌大しか覚えてないという体たらく。

 

まず1本目はピーター・ジャクソン監督作「ブレインデッド

これめちゃくちゃ素晴らしいです!!ホラーやスプラッターという枠組みになるのかなぁ。でも笑えるし、ありとあらゆる工夫が満載で、後半なんかは2分に1回くらい「すごー!」「いやーよく考えたなー!」と感嘆のため息ですよ。切り離された体の一部がまだ動き続けるって、そこはかとない神秘を感じるし、作り手側の、身体のどの部分も無駄に扱わないぞって気概を感じた。まともなキャラの主人公の行動原理が全く読めないシーンもあって、それ込みで最高。なんであの子をお散歩に連れ出したのかさっぱりわからんぞ!まぁそれでも、外部の人には家族のごたごたを出来るだけ隠そうとしたり、どんな状態でも大切な人には生きていて欲しいと願いからくる行動には共感した。

 

数分の休憩。4人目の参加者、あきら君がビール持参で到着。背中に「PIYO PIYO」って書いてるTシャツ着てて可愛かった。本屋さんで「アキラとあきら」の広告見る度に笑いそうになるんだよなぁ。こちらにも二人のあきらがいるよって。

 

上映2本目は、石井輝男監督作「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間

もー!これまた最高!ラスト、なんなんですかあれ。つきつめて考えたら切ないストーリーなんでしょうが、なんだろう、そういうものを凌駕する力業といいますか、強引さといいますか、アクの強さといいますか。自分が読んだ江戸川乱歩作品の中で、元ネタとして3作のタイトルが浮かんだんだけど、うまく混ぜ込んでいるようであり、そんな風に使うのは若干勿体ないなって思う作品もありでした。今まで存じ上げなかったんだけど、土方巽(ひじかたたつみ)さんを胴上げしたい。彼の放つ妖気、もー!最高!

 

後編へ続く~

それ言う?!

チョコシフォンケーキが焼き上がりました。お部屋がいい香り。失敗を重ねながら何度も作ったから、もう手順が頭に入って段取り良く作れるようになりました。バターを使わないから洗い物がラクチンだし、低コストで作れるし、いいお菓子を覚えたな。

 

さて、カップリングパーティについてですが、私が一番強く覚えている男性の話をします。その男性は私の前に座ってプロフィールシートを眺めると、「あれー?」と言いました。そして「あれー?あれー?」と言って周りを見渡したんです。そして、「今まで得意料理にオムライスって書いてた人何人もいたんですけど、そう書いたら男ウケがいいってマニュアルにでも書いてあるんですか?」と言ったんです。

 

もうこれぞ、なんだチミは、ですよ。思った事が瞬時に口からこぼれる魔法をかけられたのかな。今、言う必要あるかね?そして私のオムライス、家族とか友達から評判良くて、唯一自信ある料理だもんね!でもそれをあなたが食べる機会は一生!そう一生!訪れない!

あぁ、数年前の話なのに現役バリバリの熱量で思い出せる。まぁ実際そこまで怒ってないし、このネタを何度か友達に話してその場が沸いたからいいんだけど。このブログを友達が読んだらゆみのネタじゃんってバレちゃうな。つくづく、正直さは大事だけど、世の中には言わなくていいこともあるよねって思います。それ言われてから、プロフィールシートにはオムライスじゃなくて鶏の照り焼きって書くようになった自分も弱って思うけど・・・一瞬しか会わなかった人なのに、言葉だけがずっと残っていく。ネタにすればするほど、記憶に定着していく。

 

さぁ、これから「ザ・マミー呪われた砂漠の王女」観に行って来ますよ。明日はアキラシアターで上映会。みんなに会えるし。あべちゃんのカレー食べれるし。嬉しいな。いってきまーす!

丼とこい

カップリングパーティで配られるプロフィールシート。

「最近興味のあること」の欄に私が書き続けたものがありました。それが「焼きそば牛丼」です。「おーい、そこからまず挑み方が間違ってるぞー」という声が遠くから聞こえてきそうですが・・・進めます。一時期すき家で売られていた焼きそば牛丼。初めてCMで見た時、「牛丼の上に焼きそば?!いやーよく企画通ったなー!そもそも、白米と焼きそばを同じタイミングで食べる機会すらないぞ!炭水化物on炭水化物!うぎゃー食べてみたい!」って思ったんですよね。なんか笑っちゃいません?焼きそば牛丼ですよ。なにそれ。食べない手はないでしょう。そんな感情がマックスの時に、ちょうどカップリングパーティに行き始めたので、ガチで興味を持っている焼きそば牛丼を躊躇なくドンと書いてみました。

 

「焼きそば牛丼、俺も気になってたんですよね」「ほんとですか!なんか面白そうですよね」「今度一緒に食べに行きましょうか」「!!はいっ!」ってなったらいいなぁ。一人で食べるより、誰かと笑いながら食べたい。そんな期待が、はい、正直ありました。

 

でも、実際は・・・「焼きそば牛丼ってなんですか?」「あ、すき家で出してるメニューなんですけど、牛丼の上に焼きそばが乗っかってるみたいで、食べてみたいんですよねー」「へーそうですか」「・・・はい。」的な流れが数件。全く触れてもらえないのが大多数。これが現実。パーティの後、一人で食べに行こうって何度も思ったんですよ。でも、次のパーティで食いついてくれる人がいるかもしれない。一人で食べるより、誰かと笑いながら食べたいし(さっき聞いた)。そう思うと二の足を踏んでしまって、結局いつものマックへ直行。焼きそば牛丼は早々に販売期間終了。好評だったのか不評だったのかは闇の中。でも、カルビマックのように伝説的に復活しないことから、そこは推して知るべしなのかもしれません。

 

今だったら、これから公開する映画のタイトルを書いたりするのかな。「ザ・マミー」とか書いちゃうのかな。いきなり「ジェニー!」って叫ぶ人いたら笑って笑って大変だ。いつか焼きそば牛丼復活のニュースが流れて、誰か一人でも私を思い出してくれたら、もうそれで報われます。今度は喜び勇んで食べに行きます。一人で。

 

 

ガチなプロフィールシート

パソコンから更新するようになって、文章が目に見えて表情豊かになったでおなじみのゆみです。こんばんは。(ウシダさんありがとう)

 

「~についてはまた別の機会に書く」と言ってなんだかんだで書かない日々を送ってきましたが、今回は書きますよ(養命酒の抱き枕、ちょびっと欲しい)。昔の婚活パーティの話。その時は婚活という言葉は使わずに、カップリングパーティと呼んでました。

 

まず流れから。

①ネット予約(だと割引)

②受付で番号札とプロフィールシートをもらって記入

③異性全員と1対1で会話

④紙に印象が良かった人の番号を書く(5人くらい書けたような・・)

⑤「あなたのことをいいと思った人は何番です」というようなことが書かれた紙が配られる(一喜一憂)

⑥フリータイム(食べることに集中)

⑦メールアドレス&渡したい相手の番号を書いた紙を司会者へ渡す(3人くらいまで)

⑧データ集計し、「カップル何組誕生しましたー」と司会者がはしゃぐ

⑨帰りに封筒を受け取る

⑩メールアドレスが入っている時もあれば、入っていない時もある

⑪ビルの下で自分を待っている人がいる時もあれば、いない時もある

⑫それぞれご自由に

 

といった感じでしょうか。

まずプロフィールシートについて語らねばなりません。

確か、「名前・何区に住んでるか・年齢・職業・血液型・趣味・特技・好きなテレビ番組・最近興味のあること」ここまでは男女一緒なんですが、女性と男性では1か所だけ違う項目があるんです。それは・・・女性は「得意料理」を書く場所に、男性は「年収」を書くんです。ヒヤー。怖いなぁ怖いなぁ。ガチですねードガチですねー。覆面でプロフィールシート無しのパーティのほうが楽しいんじゃないだろうか。アバウトタイムの暗闇の会とかさ。

 

私が行った会の人数は、少なくて8対8くらい、多くて30対30くらいでした。30人全員と1~2分プロフィールシート見ながらトークするわけです。喉カラッカラ、おでこ汗ジワー、同じ話何回しただろうか・・って放心状態ですよ。会場の形態としては、向かい合わせの椅子が大きな円になるように並べられていましてね。女性は一度座ったら動かず、時間が来たら男性が横にずれていきます。最近ロンペさんがお家でできる流しそうめんの写真を載せてましたけど、まさにそれで、箸を持って待ち構えるのが女性、流れるそうめんが男性なんです。男女の人数が必ずしも合うわけではないので、時折小休止があって、その時に、あぁ自分は何をやってるんだろうか、と素に戻るわけです。

 

具体的に思い出に残っている会についてはまた次回に。1つ小出しすると、その当時は好きなテレビ番組は「怒り新党」と書いていて、それでその場では意気投合した人もいましたが、だからって進展するかっていうとそうでもないのが世の常。おやすみ。

 

 

マック

スーパーサイズミー」を観て、マックについて語りたくなった。

 

私は大通駅や札幌駅をウロウロしている時、大抵マックの誘惑と戦っている。マックの中毒性にやられている一人である。ポテトSの金額でLを買えるキャンペーンを始めた時は、「つ、ついにやりやがったな・・」って思ったよね。揺さぶるなと。私を試すなと。身体に良くないって分かりながらも欲してしまう野菜感ゼロのハンバーガー。ポテトを食べてる時のあの「無」の境地。健康気にしてお茶にしても、あぁコーラにすればよかったとすぐさま後悔。ここまで来て、何及び腰になってるんだと。まぁでもスーパーサイズミー観たら、これからはお茶の割合増やそうと思ったけどね。

 

数年前、一か月だけ婚活を頑張ろうって決めたのね(元夫との出会いはその時期ではありません)。周りがどんどん結婚していき、合コンも無くなり、これは自分が動かなきゃ誰とも出会わないと思って、婚活パーティに何度も繰り出した。独身の友達を誘って行った時もあれば、一人で行った時もあった。「この月だけは頑張る!」そう気合いを入れて。幸い、女性は金額がかなり安くてありがたかった。何度か連続で行ったからか、主催者側から「人数少ないので今晩来ませんか?」とメールが来る始末。婚活パーティの内容はまた別の機会に書くとして、成果の無かった夜は必ず同じマックへ行って、ぐったりしながらやけ食いしてた。

 

誰からも自分がいいと思われない、自分がいいと思った人からは何もリアクションされない、そんな時はもう食べるしか無いですわ。自分はこのままずっと一人なんじゃないか、人はみなどうやって恋をしているんだ、そんな風に考えてどんよりしている私を慰めてくれたのは、今回もダメだったわってメールをやり取りして励ましてくれた女友達。そしてマック。あの頃はほんとお世話になった。投げやりな気持ちの時にぴったりだよマックは。一か月食べ続けるなら間違いなくモスがいいけど、無くなったら困るのはマック。あぁモスのこと思い出したらめっちゃ食べたくなってきた(そこはマックにしとけよ)。モスの値段の高い方のチーズバーガー食べた時は、「うまーーーー!!」ってなったよ。おやすみ。

ありがとう、ユミ・ファーザー

「ありがとう、トニ・エルドマン」に触発されて思い出話を書くだけで、映画の内容には一切触れません。

 

「父」と「自分の仕事」で思い出した話。

私は初めて勤めた会社を3年半程で退社しました。仕事の最終日、諸々の荷物の他に、予想外にも、仕事でお世話になっていた別の支所から大きな花束(鉢植だった気も)が送られてきて、全部を一人で持って帰るのが厳しい状況となりました。その日は送別会もあることから、無理を承知で自営業の父親に車で職場まで荷物を取りに来てもらうようにお願いしました。今思うとタクシーでもなんでも使えばいいじゃん、って感じなんですけどね、甘えていたんですねぇ。

父に荷物を渡し、無事退社したわけなんですが、いつだったか父が荷物に入っていた私のノートを見たと言ってきたんですよね。そのノートというのは、勤め始めた頃に先輩から教えてもらったことを走り書きしていたノートなんですけど、慌てて書いた字がミミズのような字でほぼ解読不能だったので、仕事から帰った後に、同じノートの後ろのページに復習がてらポイントをまとめて書いていったんですよね。そのノートを見た父は私に、「これ見て涙出た」って言ってきたんです。それに自分がどういうリアクションを取ったかは覚えていませんが、そう言ってくれた事だけは覚えています。そのノートから、父は自分の娘が悪戦苦闘している姿を感じ取ったのでしょうかね。ちょっと恥ずかしい気もしますが。

 

仕事の面で父が言ったことで思い出したことがもう一つあるので、それはまた別の機会に書こうと思います。

 

※最初「これ見て泣いた」と書いたんですけど、何か引っかかるものがあって記憶を手繰り寄せた所、「これ見て涙出た」が正解でした。