アキラシアター(前編)

ブレインデッド江戸川乱歩全集恐怖奇形人間の内容に触れます。

 

カップリングパーティの話は一旦お休みをし、今回は昨日行われたアキラシアターについて書きます。

 

アキラシアターとは、札幌僕モテ友達のアキラのおうちに集まってみんなで映画を観る会。プロジェクター&ロールスクリーン&スピーカーを活用して、大画面且ついい音で映画を楽しめる素晴らしいイベントなのです。今回は、「SRサイタマノラッパーマイクの細道」の後半を見る以外は全てアキラセレクトの作品群。完全おまかせで全乗っかり。結果、最高!

 

11時。アキラカーにてあべちゃんと3人で買い出し。お酒&お菓子&カレーにトッピングするカツを購入。腹ごしらえをしながら、「ザ・マミー」や「明智小五郎役は今だったらどの俳優が似合うか」などなどトーク。沢山挙がったのに綾野剛東出昌大しか覚えてないという体たらく。

 

まず1本目はピーター・ジャクソン監督作「ブレインデッド

これめちゃくちゃ素晴らしいです!!ホラーやスプラッターという枠組みになるのかなぁ。でも笑えるし、ありとあらゆる工夫が満載で、後半なんかは2分に1回くらい「すごー!」「いやーよく考えたなー!」と感嘆のため息ですよ。切り離された体の一部がまだ動き続けるって、そこはかとない神秘を感じるし、作り手側の、身体のどの部分も無駄に扱わないぞって気概を感じた。まともなキャラの主人公の行動原理が全く読めないシーンもあって、それ込みで最高。なんであの子をお散歩に連れ出したのかさっぱりわからんぞ!まぁそれでも、外部の人には家族のごたごたを出来るだけ隠そうとしたり、どんな状態でも大切な人には生きていて欲しいと願いからくる行動には共感した。

 

数分の休憩。4人目の参加者、あきら君がビール持参で到着。背中に「PIYO PIYO」って書いてるTシャツ着てて可愛かった。本屋さんで「アキラとあきら」の広告見る度に笑いそうになるんだよなぁ。こちらにも二人のあきらがいるよって。

 

上映2本目は、石井輝男監督作「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間

もー!これまた最高!ラスト、なんなんですかあれ。つきつめて考えたら切ないストーリーなんでしょうが、なんだろう、そういうものを凌駕する力業といいますか、強引さといいますか、アクの強さといいますか。自分が読んだ江戸川乱歩作品の中で、元ネタとして3作のタイトルが浮かんだんだけど、うまく混ぜ込んでいるようであり、そんな風に使うのは若干勿体ないなって思う作品もありでした。今まで存じ上げなかったんだけど、土方巽(ひじかたたつみ)さんを胴上げしたい。彼の放つ妖気、もー!最高!

 

後編へ続く~